♪♪ My history of the Guitar making 1999〜 ♪♪

ハウザーラコートマーチンフレタブーシェ.ウクレレも..写真で紹介します

2005年
・5月のアマチュアギター製作コンテストで銀賞と特別審査員賞 これをきっかけにプロ宣言。

2004年

 

・家具製作のほうはプロ活動スタート
・工房を新築、3台のギターを同時進行で製作。そのときの ギター製作工程はこちらで紹介しています 

2003年

 

・3月末で永年お世話なった会社を退職。
第1回アマチュアギターコンテスト徳島ギター協会さんの主催で開催された。作りたてホヤホヤのブーシェモデルは避けて1年前に製作したフレタモデルを出品。これがなんと一次審査を通過して「入賞」の栄誉に輝いた。北口プロに弾いてもらったソルの幻想曲が忘れられない。いつかは俺も弾いてやろう。いろんな方とつながりができたのも大きい。
・7月から奈良ポリテクセンターの住宅サービス科に入所し、6カ月間大工さんの訓練を実施。
・知人の一号機をお手本にして
ベンディングマシンを製作。これによってサイド板やバインディングの曲げが飛躍的に楽になった。最終的には従来のベンディングアイロンでギターの型にぴったり合うよう調整はするがものすごい時間短縮である。
・ブーシェモデル#1がちょっとイメージと違ったので、もう少ししっとり感をだせるよう#2モデルで再挑戦。主材はドイツ松とインドローズ。今回は表面板のタップチューニング(親指でたたいて音の響きや音程を聞いて材料加工にフィードバックすること)に徹底的にこだわるつもり。

 

2002年

 

・4月から会社のほうは特別休職。1年間勉強できるのだ。これを利用して奈良の高等技術専門校の家具工芸科に入校。
・買ってきた福田進一氏のCDの音色がすごく好きになって、よしこんどはこれを作ろう!ということでロベール・ブーシェに挑戦。優しくてコクのある音色をイメージして裏板には
メープルを採用(特に根拠はないが)。ロゼットはオリジナルを自作。但しモザイクではなく「木象嵌」。専門校に通っていたので約5か月かかって完成。木工のできばえとしてはこれまでで最高。新たにシェラックニスのフレンチポリッシングも本やネットで勉強して練習してからやってみた。音色は優しいというより明るい感じで深みに欠ける。松の表面板は年数を経ないと評価できないというので楽しみにすることにした。

2001年 

 

・ドイツのギター材料屋より、リオ・ローズウッドと銘打つ材を入手したので、いつもより気合を入れて、今回はイグナシオ・フレタモデルに取り組む。さすがにいつものインドローズより鉋がけに苦労した。並行して作ったのはアコースティックギター(私はフォークギターと呼ぶが)の名門マーチン000カッタウエイキット。これをマーチン社から直接仕入れた。$650ぐらいだったので日本で完成品を買うよりはるかに安い。
フレタマーチンも上々の仕上がり。特にフレタは弦を張るやいなや芯のある乾いた音色で驚いた。なんでもやってみようということで、そこかしこに我が家のネコ(トラ)のシルエットを真珠母貝でインレイした。

 

2000年

 

・ギターキットではやっぱり本来の醍醐味が無いので、全くゼロから作ることにした。そこで発注した図面が名器「ヘルマン・ハウザー」。1台作るよりは複数を並行したほうが効率が良かろうと、19世紀ギターの名器「ラコート」も作ることに。なおラコートの図面は、この世界では有名な鶴田氏(craneホームページ)に分けていただいた。ついでながら、氏のHPにはラコートの作り方も詳細に紹介されている。
・材料や道具類のほとんどはUSAからネットで個人輸入。これも結構楽しい作業である。
・一年近くかかって完成。
ハウザーのほうは今から思えば表面板が厚すぎたか、塗装が厚いのかいまいちクリアーな音がしない。ラコートのほうは、ウンそれなりに19世紀の香りがした。それに小さいくせにけっこう鳴る。鶴田さんありがとう。

 

1999年

 

・インターネットで弦楽器作りという趣味があることをはじめて知る。
・さっそく全音社の「
ウクレレキット」を購入し製作してみる。
・キットなので横板も曲げてあるし、案外楽に完成した。数千円にしてはマホガニー無垢材のボディで、音もまずまず。ただ、初めてなので塗装にはさすがにとまどった。結局ラッカー仕上げに(NEW)。
・ウクレレで味をしめてギターにチャレンジしょうと、現代ギター社のギターキットを発注。それなりに完成したが、人様にはとてもみせられないシロモノ。プラモデルとは訳が違うことを痛感。この結果、各種専門書やネットの情報で勉強するようになった。ギター製作のための
分厚い本(注:写真の下に写っているのは2003年に発行された日本語訳版です)を毎日通勤電車でむさぼるように読んだ。ますますギター作りにはまっていった。