クサビ作り

クサビにする材料は強くてきめ細かいものが適します。

今回は本体との色バランスを考えて、ブラックチェリーにします。




手押鉋盤で基準を出してバンドソーで適当な厚みに挽きます。
今回のホゾ幅4分(12.7mm)にぴったりとなるように、
プレーナーで幅を決めます。


クサビを差し込むスリット厚みは3mmなので、
これより厚めに材料の厚さを揃えます(写真)。


次に、材料をまとめてスライドマルノコ等で長さ40mm程度に切りそろえます。
これでクサビの元材ができました。
これが、当工房謹製のクサビ製作用治具です。

単なる角材ですが、断面の上辺が少し傾いているのがミソです。

その傾いた面に両面テープの線路を敷いて、クサビ材料を並べて貼ります。

このマシンはドラムサンダーです。

ハイ、もうおわかりですね。
上の部材をこれに通せばおのずとクサビになりますね。

でも・・・どれくらい削ればいいのか? 
そして大量に作る時、毎回同じ厚みにする方法?

  ・・ぜひ、考えてみてください。
サンディング後の写真です。
ちゃんとクサビになっています。


ちなみにこのクサビ、
 長さ 40mm
 最小厚み 2.6mm
 最大厚み 3.8mm
です。
以上です。

今回、クサビは幅違いで2種類作りました。


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