☆ 町までサイクリング & 山登り ・・・ ここで出会ったギターのイメージとは? ・・・


〜 サイクリング 〜

シグエンサという小さな町はマドリッドから鉄道で北東に約2時間。依然として高原地帯にあります。
こんな小さな町でもお城も教会も古くて立派なものがちゃんと残っています。昔は城主がおられたのでしょう。
その城はパラドール(国営ホテル)になっていて、それを目当ての観光客も多いようです。

施設から町までは自転車で15分ぐらいでしょうか。F君が事前に下見をしてくれていたのでスムーズに行けました。
ちょうどシエスタの時だったので地元の人影はまばらで、ほとんどが観光客。

例によって快晴で吹く風も心地よく・・・と思っていたら、日本では考えられない湿度の低さ。
殺人的といってもいいほどです。ペットボトルの中身はまさに命の水でした。

町全体が丘陵にあるので坂道だらけです。道は敷石で中央が窪んでいます。その理由は、昔は道にゴミなどを放り投げてそれを雨水などで流れやすく
するためだといわれています。その慣習はどっこい今でも健在で、マドリッドやグラナダ、バルセロナでも雨水のかわりに
毎朝ポンプ車とバキューム車で路地や広場のゴミやらいろんなものを一掃していました。

 ← 町の中心にあるカテドラル、古そうです。

    何様式でしょうかね。


                   その正面上部 →
← この坂を登るとお城ですが、しんどそうなので
   やめました。F君は事前に行ってきたそうです



     そのF君ですが シルエットでゴメン! →
   ← 今回お世話になった施設の入り口

     HERMANOS MARISTAS

     って書いてあります


〜 山登り 〜

施設の前にデンと聳える?山というよりは丘に登りました。参加者の中では豪州のショーンや英国のピーターも登ったようです。
午後2時のディナーが終わってちょっとほろ酔いでしたが、まあ遭難することはなかろうと、水のペットボトルだけを持って登りました。

30分ぐらいで頂上まで辿りつけますが、かなり斜度もきつくておまけに地面が恐ろしく乾燥しているので結構ハードでした。
この山は雨が降ったら間違いなくお手上げでしょう。ズルズルです。

視界を遮るものは何もないので、まさに360度の眺望。隣村のギホーサにあるロマニリョスさんの工房もはっきり見えます。
すでに刈り取りの終わった麦畑は広大なゴルフ場に見えます。
そして、シグエンサの町並み。ちょっとした谷あいに石の家々が寄り添っています。

おおまかにみて見える色は緑ではありません。褐色です。半砂漠化しているからでしょう。
深い感慨がありました。これがギターのふるさとの景色なんだと。

でも麦畑が青々としている時期もさぞかし美しいでしょう。

頂上はものすごい風が吹きすさんでいました。
木などないのに風の音がします。
そして抜けるような空の青。じっと見ているとますます奥にある濃い青が見えてきます。
アフリカの草原で暮らす人々なら星が見えるかも知れません。

風の音
褐色の大地に群青の空
乾いた空気

私もF君もこれこそ求めていたイメージだと思いました

あの風の音が聞こえるギターを



その山です。施設から撮っています。

左右で違うところ?
それはヒマワリの花ですね。
2週間でほぼ満開になりました。

USAのボブに満開って何ていうの?
と訊くと、 Full blooming 。
でも英国のフレッドは、そんなことは言わないよ
Blooming でいいのさ。
2人とも日本の桜の時期は美しいねと
云っていました。
頂上からの景色です。

分かり難いけど緑のとtころに線路があって
横に小川があります。それに沿ってシープレスの木。

右 : シグエンサの町を撮っているF君。
左 : 頂上を示す木。十字架だったらしく横棒が
     脱落して足元にころがっています。
キリストみたいって?

空はもっと濃い青でした。

右 : お世話になっている施設を望みます。
    広い敷地一面にヒマワリが植わっています。
    もちろん油にするためです。
    F君のショット、バッチリでした。


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