☆ グラナダへはバスで4時間もかかります・・・なので


 地中海のながめ ■

さあグラナダまで4時間の長旅。バスの横っ腹には装備しているアイテムを示すアイコンがいっぱい。

バスはマラガまではほとんど海沿いのコースを行きます。この日も快晴なので車窓の地中海が楽しみです。

でも、期待はずれでした。

地中海上は薄黄色から乳白色にかすんで水平線どころか数Km先も見通せません。
陽が照っているのに全然キラキラしていません。山側はクリアーにどこまでも見えるのに。おかしいなあ。

「黄砂」。そう中国からはるばる運ばれてきて・・・・いや違います。
おそらくスペインかアフリカ大陸で巻き上げられた砂でしょう。
そういえばアルボランホテルの前に停めてあった車が、どれも砂をかぶったように真っ白になっていました。


 マラガでのこと 

高速道路から見下ろすマラガは大変美しく、内陸部の都市にはない華やかさが感じられます。
沖にはたくさんのヨットなんかも浮かんで、リゾート都市なんでしょうね。

さて、マラガのバスターミナルに到着。ここで「トイレ休憩」。
日本だったら、トイレにいって売店で何かほおばりながらビールでもという余裕がありますが、
5分停車します」とドライバーのアナウンス。「え、5分? 短いな」
といいながらF君といっしょにトイレに急行しました。何人かの乗客も走ったようです。

たいそう分かりにくかったけど、やっとありましたトイレ・・・でも工事中で使用不能! エレベータで上へみたいな張り紙があります。
これは間に合わないと泣く泣く判断して、「しゃーない、あきらめよう!」
またバスまで走って戻りました。そのときも一瞬どのバスだったか解からなくなる始末で、あせりました。

バスに戻ると自分の席に見知らぬおっさんが鎮座していました。チケットを見せて「私の席だ!」。
そしたら隣に座るので「連れの席やっ!!!!!」と一喝してやりました。それでなくてもイライラしてるのに。

そしてグラナダまでの2時間弱、もうトイレ休憩はなく辛抱を余儀なくされました。

ということで、異国の長距離バスには注意しましょうというお話。



 マラガまでの車窓風景 





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