ロマニリョスさんが工房に招待してくれました 

〜 前編 〜

マエストロの工房兼お住まいはシグエンサから車で10分ちょっとのギホーサという村にあります。そこにお邪魔できるとは夢にも思っていませんでした。

みんな車に分乗して出発です。私はニューヨークから来ているショーンの車に便乗。道すがら「ほら、ここからの景色がいいだろ」とか
「あのお城の横がマエストロの家だ」とかガイドをしてくれます。そしてその度に徐行して「撮影ポイントだよ」とすごく親切です。
「よく知ってるねぇ。なんで?」 彼は今回で2回目だったのです。

ギホーサの人口は2桁だそうです。崩れかけたお城は修復中なんですが、その他多くの石とレンガの恐らく元住居はほとんど廃墟化していました。
マエストロの工房兼住居は村の入り口にありました。車庫と広い庭もあるお宅でした。

  

左 : ギホーサ(Guijosa)への道中           右 : ホセ・ロマニリョスの工房 入り口は右側です


さあいよいよお宅の中に、お邪魔しま〜す








まずはこれらの水彩画をご覧下さい
こんな小さな写真でも素晴らしいですね
みんなマリアン(マエストロの奥さん)の作品です

左の絵のモデルはお子さんです



   



← 19世紀ギターのコレクション
   いちばん右のビウエラのみマエストロの作
   右側の壁にも珍しい楽器が架けてありました

サンプルボードですね →
口輪(ロゼット)、バーフリングなどが  
まとめてあります  
注文するときこれから指定できるのかな?  


← これがマエストロの作業台、なにやら作業中
   道具は壁掛け式 、その下にたくさんのノミ

  

ニカワポットが見えます  →
ぶらさがっているのは、   
トーレス方式で裏板を接着するときの   
押さえ治具    

鉋だけ拡大 ↓
← 日本の鉋ですね 寸八
   村治佳織さんの直筆サインがあったのでびっくり
   「カオリがらのプレゼントだよ」とマエストロ

   

DELTAのバンドソー  →
ちょっと年代物ですがウチのものと同じです  
集塵がユニーク  
 
手押鉋盤、ボール盤、テーブルソーも   
小型のものがありました   
  

この楽器、何でしょうね →
2弦のリュートみたいな感じです  
もうすぐ納品だそうです  
小さいのによく鳴ってました  

← 製作中のギター
  無造作にぶら下がっていますが、
  その値打ちは・・・
  右上はバーズアイメープルのサイド板

  このほかに完成間近のハカランダのギターも
  横に吊ってありました




後編へ続きます

ロマニリョス家自慢のコレクション ”アントニオ・デ・トーレス” も登場します


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