| ■ 郵便局からの日本発送はお得 |
| 例の塗料屋さんで買ったニスやニカワ類はかさばるうえに重い。そう、スーツケースの重さが20Kgを越えると高〜い超過料金をとられる。 この状況は全員同じなので日本へ発送することにした。 パリにも日本の宅配会社があるがそれよりフランス版「ゆうパック」がお得ということを松村さんがご存知だった。まず郵便局に行ってパッキンケースを買う。50ユーロ(より安かったかも?忘れました...)ほどでいちばん大きな箱を買う。A3大程度の大きさで深さは20cmぐらい。これで少なくとも7KgまでOK(それ以上は郵便局員の裁量による)。箱は組み立て式で封印用の両面テープも貼ってある。これにニスやら洗濯物やらをいっぱい詰め込んでまた郵便局へ。送り先の住所や内容物を所定の用紙に書けばそれでおしまい。 ちなみにワイン専用のケースもある。フランスらしい。 【後日談】 帰国後すぐに日本の郵便局から無事宅配されてきた。ちょっと感心した。なおパッキンケースは開けた形跡がなかった。ということは、、、、 |
| ■ 仏人はデモやストがお好き & ノートルダム寺院のステンドグラス |
| 今日は4月4日で学生デモと労働者のスト予告日である。例の政府が打ち出した雇用政策に反発しての行動だ。 そして予告どおりパリでも決行されたようだ。メトロなどの鉄道は本数が半分程度、学生デモも中心部で行われた。そのもようは日本でも報じられたようで、安否を問うメールがケータイに入った。 大きな混乱は午前中だけのようで、その日の午後メトロで出かけたときはほとぼりがさめていた。 だが、その影響で・・・・閉まっていた・・・・・せっかく行ったのに・・・・・一番楽しみにしていたのに・・・・。 それは、オルセー美術館。ルーブルよりもこちらのほうにインスピレーションをいただく予定だったが、行ってみると「抗議行動のため閉館します」と英語でも張り紙がしてあった。 あしたはもうミュンヘンへ向かう。「またパリに来なさいということやね」ということにした。 オルセーの脇を通って川沿いにノートルダム寺院に向かう。そういえばパリに来て初めてセーヌ川を見た。向こう岸にはルーブル美術館の威容。川面を行きかう遊覧船が”芸術の橋”をくぐる。いやあいい眺めだ。 ノートルダム寺院ではバッハのトッカータを聞けたが、あの有名なパイプオルガンの実演かどうかは判断できなかった(音量が小さかったので録音BGMかも知れない)。 ビデオカメラで遠くのステンドグラスをズームして見るとどれもこれも非常に凝っていて素晴らしい。あんなに高いところにうまく納めたことも含めて見事な作品だった。 ステンドグラスといえば、「サント・シャペル」が最も有名。シテ島にあるのでこの近くだ。ちょっと入り口がややこしかったがようやく見つけた。だが・・・残念なことにここもきょうは「抗議行動のため閉館」だった。 これまた、「次回のお楽しみやね」という会話をしながら、しょうがないのでカフェでビール休憩することにした。 ![]() 左 : オルセー美術館 右 : ノートルダム寺院(松村さんと) |
| ■ クープラン家代々のオルガンと天からの声 |
| 私はフランソワ・クープランしか良く知らないがバッハ一族のようにクープラン家も音楽家で有名だそうだ。 そのクープラン家の人々が弾いていたというパイプオルガンがあるという教会が近くにあった。 外観はいかにも古いが、見方によってはノートルダムより雰囲気がある。ゴシック以前のデザインのような気がした。 入ってみるとちょうどミサの最中だった。そこは”観光用”とはちょっと趣の違う普通の教会のようだった。百名前後の若い男女(何て呼べばいいのか、修行中の修道士/尼?)が正装と思われる白と黒のいコスチュームで説教(?)を聴いていた。我々も神妙に着席した。見上げるとステンドグラスも品良く納まっていた。 すると予期せぬことが起こった! 「わあー」と声を上げそうになった。鳥肌もたって胸が熱くなった。実は、一人のソプラノのリードに続いて全員のコーラスが始まったのだ。何声かの混声ハーモニー。もちろんビブラートはかけない。教書のテキストが、抑揚をおさえた非常にシンプルなメロディーラインで発せられる。どのパートも同じフレーズなのだが、この空間の残響のため自然にポリフォニーがかかる。 − なんと美しい声 − 一人のリードによって全員が続くというルーチンが何度も繰り返される。その間、リーダーのソプラノがテノールになったり、なんとフルートになったりした。 忘れそうになっていたクープラン家のパイプオルガン、遠目だがきっちりと拝見して教会をあとにした。 ![]() その教会 (名前は知らない) |
| ■ ホントよく乗りましたパリのメトロ |
| ”地球を歩く”というガイドブック、実に良く出来ている。さすがにベストセラー。特に本の中での情報リンクが丁寧。☆が5つだ。 その本に、パリをモノにするならメトロを制覇せよみたいなことが書いてある。まあ大阪や東京でも同じようなものだが。 パリ最後の日も朝一番からメトロのお世話になる。1週間以上滞在用のデカいスーツケースを押しながらギターケースと肩にはリュックといういでたちで、おなじみのオペラ駅まで乗った。その格好をみたマドモアゼルが微笑みながら席を空けてくれたのが嬉しかった。 2回買った回数券(カルネ)はまだ少し余っている。もちろん次回使うために大切に保管している。 オペラ座の横から例の2台連結のバスで空港へ。道中、バスはモンマルトルの街並みやワインのチェーン店を何軒か見せてくれた。 シャルル・ド・ゴール空港のバス停はいっぱいあって距離もすごく離れているので細心の注意が必要だ。この辺がお任せのツアーと違うところ。 とはいえ松村さんがいっしょだったので事なきを得たが自分ひとりではパニックだったかも知れない。 |
| ■ さあパリからミュンヘンへ & ドイツ自慢のICEに |
| ミュンヘンへの搭乗手続き。カウンターのCRT表示はどこかいいかげんである。日本のように100%信用しないほうがいい。情報をアップデートするオペレータが休憩していたりストライキをしている可能性もある。そういえばサボるという言葉の語源はサボタージュという仏語。なのでカウンターの係員に直接確認するのがよい。 ミュンヘンまでは小さな飛行機なのでギターは案の定荷物室だった。でもコンベアではなくて手持ちで扱ってくれたのがラッキー。 ドイツに入るまでは天気が良くて窓際の席から下が良く見えた。上から見るとフランスは絵に描いたような農業国だということがよくわかった。非常に美しかった。北側の窓だったのでアルプス方面は見えないが、丸みを帯びた地平線の端まで望めた。 ミュンヘン空港は冷たい雨だった。 空港の荷物預かり所でギターとスーツケースを預けた。24時間営業という便利な施設。英語もOKだ。この先の行程を考えるとこれは助かった。 空港の地下から鉄道(Sバーン)でミュンヘン駅まで行く。でも切符はどこで買うのか?ドイツの鉄道は切符がなくてもホームに入れるし電車に乗れるのだ。なんとか窓口を見つけてニュルンベルグまでの乗車券と特急券(ICEの)を買った。50ユーロ前後だったっけ。 さて、乗ろうとする電車が正しいのかどうか、またどこで降りるのかを合点するまでひとしきり時間を要した。 ミュンヘン中央駅まで小一時間。パリとは違って車内アナウンスがある。英語でも言ってくれる。ミュンヘン駅は同じフロアーに20本以上のプラットホームが並んでいた。 ICE(Inter City Express)という日本の新幹線みたいな特急に乗りこむが、その前に売店で名物の白いソーセージとビールを買う。車内でゆっくりいただこうと乗り込もうとしたが、そこは1等車両で、我々の2等車は遥か向こうだった! おまけに1等車とは連結だけで往来が出来ない。もうあまり時間がない。みんな走りに走った。発泡スチロールの皿の上で踊るソーセージを頬張りながら。 ミュンヘンを出てアウグスブルグまでは雨が雪に変わって雪景色。ちょとした童話の世界。四角い煙突つきの家々がお菓子の家に見えた。 隣席の若いビジネスマンが「ちょっとライター借して」というので差す出すとそれでビール瓶の栓を抜いた。 この電車はドイツの主要都市をつないで北のハンブルグまで行く。そのためかネクタイ族がほとんど。車内の雰囲気は日本の平日夕刻の新幹線を思い出す。瓶ビールやワインをやっている人が目立った。平均すると日本人より10cmは身長がありそうなドイツの人だが、座席の大きさは日本と変わらない。大柄の御仁も行儀良く収まっておられた。 目的のニュルンベルグまでは2時間弱、東京−名古屋ぐらいの感じだ。すごく静かな車内に我々の日本語が元気よかった。 さきほどの若いビジネスマン、私のライターで2本目の栓を抜いた。 |
| ■ ニュルンベルグはマイスターの町 |
| 現在、マイスターと言えばドイツ国が与えるその道の達人を証明する国家資格。実に様々な分野のマイスター制度があると聞く。システムエンジニア、機械工、家具職人、パン作り、洗濯屋、バイオリンやギター作り・・・・etc。技術は当然として高度な知識も不可欠らしい。 リヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の時代のマイスターは「親方」と訳されている(ちなみにジンガーは歌い手)。これが現代まで受け継がれているのだろう。 ニュルンベルグは職人の町といわれることもあって、駅に降り立ったときは人知れず感慨に浸っていた。頭の中では前記楽劇の壮大な前奏曲がずっと鳴っていた。今夜の宿は隣町のエアランゲン市なのだが、空港で荷物を預けられたおかげでここで散策すること可能となった。 駅からの地下道でタバコを買った。パリで5ユーロしてたものが3ユーロちょいだった。でも日本のほうがまだ安い。 由緒ありそうなホテルが林立する駅周辺から少し街中へ。ほどなく中世にタイムスリップしたような古い教会がそびえる石畳の広場に出る。 もう日は沈んでいるのだが、みんなデジカメ撮影に余念がない。古い町並みなのに、ハンバーガーショップやボーダフォンのショップなども上手に共存していた。 さあ楽しみにしていたのははやり晩飯。すぐに下町風情たっぷりのガストハウス(居酒屋風のレストランとでも云おうか)がうまい具合にみつかった。 みんな慣れないメニューを見ながらああでもないこうでもないと思案した挙句、ソーセージにサラダにサーモンにエトセトラ。ソーセージはさすがに本場の味、サーモンはパリのほうがちょっと旨かったかな。 でも何といってもビール。ドイツに赴任している元会社の知人から「ビールはヴァイセンビール、ワインはフランケン(白)を飲むこと。ドイツで赤ワインを飲むやつはおらん」と昨日電話があったので全くそのとおり注文した。ちょっと濁ったそのビールは抜群に旨かった。ビールはのど越しというのは供給側からの洗脳か言い訳であって、ビールでも日本酒のごとくしっかり味わえるものだと見直した次第。30cmはある細長いグラスとコースターはそのビール専用だった。 酒の話題になるとどうしても長くなるが、フランケンワインもなかなかでパリでは赤オンリーだったのでいっそう新鮮に感じた。 あしたは万全の体勢でギターの材料選びをしなければならない。しかもその中には頼まれ物も含まれている。そしてきょうは朝早くからの大移動でちょっと疲れている。 と自分に言い聞かせて、未練たっぷりなるも適当にお開きとして宿に向かった。 ![]() いずれもニュルンベルグ まん中は ローレンツ教会 |
| ■ ど肝抜くグライスナー楽器用材店 |
| この日の宿はエアランゲン市のホテル・ルイーズ。ニュルンベルグから電車で10分程度。自宅からネットで予約できた。便利になったものだ。 あくる朝、いよいよタクシーでグライスナーさんの楽器用材店へ向かう。タクシードライバー(ご婦人)と会話の練習をしながら15分ぐらいで到着。その間カーラジオでブラームスの交響曲一番が鳴っていたが、ドライバーは 『ブラームスのイチバン? シリマセン』。 グライスナー材料店は何年か前に松村さんが単独で開拓された材料屋さんで、三代続く老舗だ。弦楽器の特に表面板(スプルース材)を主に扱っていて品質には定評がある。到着するや否やご家族で我々を歓待してくれた。 工場の前には直径1m以上の見事な丸太が立てて置いてあった。今回は我々のためにこの丸太を挽いてくれていたのだ。その数、約1000セットぶん! まだ手つかずの材料の山の中から、一番最初に自由に選ばせてくれるというのは我々には通常あり得ないことで、普段は世界的な製作家とか大量に買い付けるバイヤーだけの特権となっている。今回は松村さんのいろいろな御尽力によってこれが実現したわけだ。 とにかくものすごい量に圧倒される。ギターよりバイオリン属の材料のほうが多い。おそらく何十万セットもの「宝の山」。まさに自然の恵みだ。酸性雨のためにドイツの有名なあの「黒い森」はもちろんヨーロッパじゅうの森が危機的で、とりわけ楽器に使うトウヒ(スプルースのこと)の被害が甚大の由。最近の国際間の取り決めや環境先進国の人々の意識の高まりでブレーキがかかりつつあるそうだが、依然として進行している。 ギターでは最高とされる「ドイツ松(ジャーマンスプルース)」の良材は非常に残念なことに既に枯渇したと云ってよい。最近はヨーロッピアンプルースと称してヨーロッパ東部地域産のものが主流である。グライスナーさんところも同様であった。 さて、膨大な山の中から5名の材料選びが始まった。一枚ずつ木目、堅さ、艶、音で判断するが、何を重要視するかは各自でちょっと個性があったようだ。 私の感じでは、まず90%以上の材料がこれまで自分が作ってきた材料並み以上と思われた。そのうち半分近くは明らかに優れていて、さらに20にひとつぐらいの割合で「とびきりクラス」に遭遇することができた。それは、原木をスライスして間もないのに既に乾いた良い音を響かせるので驚いた。楽器に使えるまで少なくとも3〜5年は自然乾燥しなければならないが、そのときがもう待ち遠しくなった。 今回は松村さんの呼びかけで製作家30名以上からの購入依頼があった。そのおかげで数量がまとまったのでグライスナーさんが特別な計らいをしてくれたということである。自分も4人ぶんの材料を選ばせていただいた。こんなチャンスはこの先もなかなか無いと思われる。 グライスナーさんが『お昼にしましょう』と優しく声をかけてくれたが、皆ないっこうにやめようとはしない。しばらくして業を煮やしたのか『私はもう腹がペコペコだ。空腹ではいい仕事が出来ないヨ!』。その声で昼食となった。 田園地帯をグライスナーさんのBMWで走る。この地方の名産はなんと「コイ(鯉)」なんだそうで、養殖池が散見された。そこでランチは「コイのフライ」。30cmぐらいの魚をチキンナゲット風に丸揚げしたような感じだった。骨の間にフォークを突き刺して身をこそげ取るんだよと教えてくれた。豪快だが極めて美味で満腹になる。ビールの旨かったこと。 午後は表面板以外の材料選び。横/裏板(ローズウッド、メープル)、指板(黒檀)、ネック材などを選び出す。どれも一級品だった。 そして大きなパッキンケースに詰め込んで(10箱)厳重に梱包。『隙間があるといけないのでその辺の木でも詰めておきなさいと』とグライスナーさん。その辺の木とはギターのブレイシング(力木)に使う材料のことだったので喜んで詰めさせていただいた。 その日のうちに事務所で清算を済ませた。息子で経営者のシュテファン・グライスナーさん(下の写真の赤いセーターの長身)に名刺を渡すと、さっそくその場で私のホームページを見てくれて、いろいろ話しが盛り上がった。グライスナーさんご一家は英語も非常に堪能でいらっしゃる。 『また必ず来ます』とか『ネットでまた注文しますね』とか云って、車で送っていただいたエアランゲン駅でお別れした。 ![]() ![]() ![]() グライスナーさんの材料倉庫にて |
| ■ NHホテルは☆☆☆☆ |
| そのままエアランゲン駅でミュンヘン空港までのICEの特急券と乗車券を買う。そこは日本の「みどりの窓口」に似ていた。ちょっと並んでから係りの女性にその旨告げると、『英語では対応できません。隣へ行きなさい』。で、また並んで隣の男性の係員に対応してもらった。 帰りのミュンヘン中央駅。今度はゆっくりとおいしいソーセージとビールをいただいた。嬉しいことに「喫煙コーナー」というケチなものはなく、まことにおおらかに一服することもできた。 今夜のお宿はヨーロッパじゅうに展開するNHホテルのミュンヘン・エアポートホテル。空港からタクシーでワンメーターだ。なにせ明日の朝が早いのでなるべく空港に近いところということで、こちらもネットで予約した。ちなみに☆☆☆☆なのにツインで一泊89ユーロと嬉しい価格。ただしネットで予約確認した時点でカードから料金が支払われる。キャンセルしても払い戻しはないので注意。 さすがに立派な部屋だった。バスルームも大きくてゆったり。西洋人よりちょっと小さめの我々にとってはありがたいことである。1階にはバーもあったが時間が時間だし明日は6時起きなのでまた今度ということにした。 |
| ■ 日本へ |
| 早朝6:30、NHホテルのバスでミュンヘン空港へ。日本へはパリ近郊シャルル・ド・ゴール空港で乗り継いで帰ることになる。 ということは、荷物はミュンヘンで預けると関空までおまかせとなる。さて懸案のギター、パリまでは小型のジェットということもあってやはり機内持ち込みはできなかった。しかもスーツケースと同じようにベルトコンベアで運ばれていった。心配だなあ関空まで。 なお、スーツケースはシビアーに重量チェックされる。あやうく19.5Kgでパスしたが、20Kgをオーバーして中身を取り出す姿が散見された。 ド・ゴール空港ではちょっと時間があったので、免税店とかいろいろ散策することができた。出色はやはりワイン。すごい種類だ。免税とはいえ目が飛び出るほど高いのもある。パリ市内ですでにボルドーを買ってあったので見るだけにしておいた。 一応家内にメールで「おみやげは?」と聞くと、特に要らないようだったので安心してスタンドバーでビールを飲んだ。 ちなみに、ケータイはvodafoneの3Dタイプ。今回の旅行では大活躍だった。国内外を意識しないで通話もメールもできる。パリはもちろん、ドイツの田舎でも圏外になることはなかった。 ガラス壁の国際線出発ロビーは50ぐらいの搭乗口がある。フランスだけあってアフリカ諸国への便が多い。さてここでまたトラブル。 みんなで今までのデジカメ写真を見てワイワイやっていたところ、ふと気が付くとあたりに誰も人がいないではないか! と、そのとき親切な人が「搭乗口が変更されたようですよ」といってくれた。 CRTなどの表示器は何も告げていないし、のべつしゃべっているアナウンスは気にしてなかったし、聞き分ける能力もない。 変更されたゲートに行ってみると、いるいる日本人が。それもコテコテの関西弁が聞こえる。「これやもんなぁ、フランスは」とか「ストライキらしいで」とか。なるほどストライキか。CRT表示が更新されない理由がわかった。案の定出発も小一時間遅れた。 遅れるぐらいは気にしない。安全さえ確保されればと思った。 往復ともJALとエール・フランスの共同運航便だった。機体はエール・フランスのエアバス。日本人の乗務員が少なくとも一人はいるのですごく助かった。でもフランス人乗務員さんもいるほうがいい。 機内ではとうとう一睡もせずに小さなワインボトルを何度もおかわりしていた。機内食もまあまあだったが、カップラーメンがなんともおいしかった。 帰りは行きと違って北京やソウル上空を飛んで西から関空へ。そして無事着陸。ああやれやれ。 入国のチェックは思ったより簡単というか、パスポートを見せるだけだったのでちょっと気が抜けた感じ。 コンベアでスーツケースがきた。しかしギターケースがいっこうに来ない。ちょっとおかしいかなと思ったとき、係員さんが手に携えて持ってきてくれた。「ありがとうございます」と受け取るや否や、中をチェック。よかったどうもなかった。 |