ラプレヴォット21C (ラプレヴォットタイプのオリジナルギター) 2011.9
   ラプレヴォットを抱えるアグアド先生の有名な肖像画ですが、

このギターは実際よりも多少細長く描かれています。

画家の美的センスでしょうか。




今回の作品はこの絵に近いフォルムにしました。

糸巻きもギアー式を採用しました。

<仕様>
弦長  642mm 
表板 ドイツ松
側/裏板 ホンジュラスマホガニー
側/裏板と同じ材木
指板 エボニー
ハカランダ
塗装 表板はシェラックのフレンチポリッシング
上記以外 オイル+ワックス
糸巻き GOTOH510
ブリッジ  ピン方式 
肩部の幅  226mm
腰部の幅  165mm
お尻の幅  305mm

総重量 : 1280g





サイドビュー

 横板の幅(胴の深さ)は75mm ですが、
 裏板が15mm程度膨らんでいるのでそのぶん
 深くなります。


 バインディングはインディアンローズ材




















裏板はバイオリンのごとく削り出してドーム形状にしています。
板厚は約3mmです。
裏板には力木の補強はありません。

表板以外はオイル+ワックス仕上げ。





  ヘッドの意匠はラプレヴォットに倣いました。
化粧板は、クラリネットやオーボエに使われるグラナディラ材。
  弦の緒止め方式はラプレヴォットに倣ってピン方式(黒檀)。
市販のブリッジピンが使えます。

弦端に手芸用のビーズ(もしくは「スーパーチップ」)に通して
抜けないようにします。
 

↓ 前作、ラプレボットレプリカ(右)との比較
このアングルでは判りにくいですが、
ボディの幅も広くなっています
↓ 工房のモダンギター(弦長650mm)との比較
ボディの長さはほぼ同じです